6月は1年の中で一番紫外線の強い季節。
紫外線は皮膚ガンやシミなどの要因となるため、日焼け止めなどUVケアをしている方も多いと思いますが、実は肌だけでなく紫外線は目にもダメージを与え、場合によっては視力が大幅に低下する、最悪失明する原因にもなるんです。
紫外線による目の病気は4つあるので、どんな病気か見てみましょう。
1.雪眼炎 (ゆき目)
雪眼炎(せつがんえん)は名前のとおり、雪に反射した強い紫外線が目を傷付け、角膜の炎症(表層角膜炎)を起こす病気です。
たいていは一晩ほどで回復しますが、場合によっては炎症が強く続く場合がありその時は眼科での治療が必要になることがあります。
2.加齢黄斑変性
網膜にある黄斑に異常が起こり、視力が低下してしまう病気で主に加齢による原因が大きいですが、紫外線もその要因の1つとなっています。
発症すると物がゆがんで見えたり、色がわからなくなるなどの症状になります。
3.瞼裂斑 (けんれつはん)
瞼裂斑は白目に薄茶色の斑点が発生する病気で、紫外線だけでなく、ホコリなどでも発症します。
4.白内障
白内障は目の水晶体が硬くなって白く濁ってしまう病気で高齢になるほど、かかる病気ですが、紫外線により40代ぐらいから発症する場合もあります。
1度白内障により白濁した水晶体は2度と元に戻らず、著しい視力低下となります。
目を紫外線から守る方法
紫外線から目を守る方法としては、日傘をさしたり、サングラス、つばの大きい防止などでなるべく目に紫外線を浴びないよう心がけることが重要です。
目に良い食べ物を食べよう!
目の疲労回復にも役立つルテインやアントシアニンの入ったブルーベリーや、サプリメントで補充したり、肌の紫外線への予防としてトマトのリコピンが紫外線で発生した活性酸素を除去してくれるそうです。 他にもブロッコリーにはスルフォラファンという成分があり、発がん物質から守る働きをしてくれるそうです。
肌だけでなく、目のUVケアをしっかり行いましょう。
紫外線を多く浴びた時はUVケアによる目薬なども有効です。