京アニ放火事件の死亡者が病院で治療を受けていた1名が亡くなり、34名となったことが報道されました。
過去の作品の作画や資料、PCデータもほぼ消失
今回のスタジオ全勝で多くの命だけでなく、過去の作品の作画や資料、PCデータもほぼ消失、また数年前から脅迫メールなどもあったようです。
同社には数年前から脅迫メールが届いていたそうで「監督が気に入らない」「表現がダメ」などの不特定多数からの匿名メールが多く、その都度、京都府警宇治署に相談していたという。「作品に対してのモノで、会社やスタッフへのモノはなかった」(同社広報)。「ネタをパクった」などというメールについては「そういう苦情はなかった」と八田社長は説明した。ただ、数回は宇治署に被害届を提出していたこともあった。本社、スタジオ、ショップの数カ所に防犯カメラを複数設置するなど、対応策をとっていたが「不審者の情報はなかった」(同社広報)という。
人的被害も大きいが、過去の作画や資料なども「一切合切ダメ」と全てを焼失。「コンピューターも全部ダメ」と明かし「被害金額?甚大です。詳しくは分からない」と八田社長は語った。今後、合同葬を開くかなどについては未定。
そして今回の犯人の名前が青葉真司容疑者(41)と公開され、徐々に情報が明らかになっています。
捜査関係者などによると、火を付けたとみられるのは41歳の男。男はガソリンを入れたバケツを持って1階フロアに侵入し、受付近くでいきなりガソリンをまき、「死ね」と叫びながら火を付けたという。府警が数分後、近くの路上で男の身柄を確保した際、男は手足や胸をやけどした状態だった。
その際、「小説を盗んだから放火した。チャッカマン(多目的ライター)を使った」との趣旨の話をしていたという。京都アニメーションでの勤務歴はないという。
過去には強盗で逮捕され、実刑を受けていたようです。
関係者によりますと、男は以前茨城県内に住んでいて、7年前の2012年には茨城県坂東市でコンビニエンスストアに押し入り現金を奪ったとして強盗などの疑いで逮捕・起訴され懲役3年6か月の実刑判決を受けていました。
刑務所を出所したあと、一時的に出所者を受け入れる施設で生活し、その後、現在のアパートに引っ越したとみられています。
関係者によりますと、男は精神的な疾患があり、訪問看護を受けることもあったということです。
また、去年とことし、近所の人との騒音トラブルで警察官が現場に出動していたということです。
「2012年6月20日未明、当時34歳だった青葉容疑者は茨城県内のコンビニエンスストアに包丁を持って押し入り、男性店員から現金を奪って逃げた。その後同日11時頃に警察署に自首したため、強盗と銃刀法違反で逮捕されました。自首した理由について『オウム事件の高橋容疑者のように逃げられないと思った』などと不可解な供述をしています。
精神的な疾患があったということで、今回の詳細な動機が早く判明されたいところです。
アニメイトが募金を開始
また、アニメイトが今回の事件を受けて募金箱を設置、募金を開始しています。
京都アニメーションで発生した事件について、
甚大な被害があり非常に痛ましく感じております。
亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、
被害にあわれました皆様に心よりお見舞い申し上げます。株式会社アニメイト
— 株式会社アニメイト (@animateinfo)
とりあえずアニメイトの京アニ募金してきた pic.twitter.com/rTRC7XZ9uj
— みっきぃ〜ん (@mikkiyn)
こんなにお札でパンパンの募金箱初めて見た…、みんなの思いが詰まりすぎてる。アニメイトさん、ありがとう。 pic.twitter.com/RYsQBzIwRs
— もち (@ryo0vk)
そして海外でも義援金を募るクラウドファンディングが開始
Fundraiser by Sentai Filmworks : Help KyoAni Heal
そして日本アニメの海外配給などを行っているアメリカ企業のセンタイ・フィルムワークスが、海外に向けて義援金のクラウドファンディングを行っています。