秋葉原など、時折マリオの衣装を着てカートを走る光景を見かけますが、色々マリオに関して許可をとっていなかったようで、任天堂が公道カートレンタルを行っているのマリカーを著作権侵害として東京地裁に提訴したようです。
任天堂は、マリカーが(1)「マリオカート」の略称である「マリカー」という標章をその会社名などに使っている、(2)マリカーが公道カートを顧客にレンタルする際、「マリオ」など任天堂の著名なキャラクターのコスチュームを貸すなどしている、(3)そのコスチュームが写った画像や映像を任天堂の許諾を得ることなく宣伝・営業に利用するなどしている──とし、同社への不正競争行為と著作権侵害に該当すると主張。不正競争防止法と著作権法に基づき、こうした行為の差し止めを求めている。
ツイート見ると、これはさすがに無許可でやってはダメでしょう。
任天堂に訴えられて話題の公道カートレンタル会社マリカー、その名前でマリオ衣装も貸して宣伝してセーフと思っていたことが衝撃ですが、ここで実際の店舗内の様子を見てみましょう。
……どう見てもマリオです。本当にありがとうございました。https://t.co/U388RPg06V pic.twitter.com/hNVLF9NCs2— Ittousai?EngadgetJP (@Ittousai_ej)
任天堂からすれば許可なく営利に利用されたり、事故が起きた時に被害こうむるので提訴は当然かと。
カートレンタルは実は利益率の高いビジネス
カートレンタルはマリカーだけでなく、先駆けとなったアキバカートなどがありますが、実は維持費が安く、利益率が高いビジネスようです。
1時間2500円前後が相場の公道カート。その儲けのカラクリは購入費と維持費の安さにある。公道カートレンタル業を営むN氏はその仕組みを教えてくれた。
「カート1台の購入費は50万円弱。通常の車と違い、車検も車庫証明も不要なんです。レンタカー業で利益を圧迫するのは駐車場代なんですが、それも倉庫に保管するだけなので、格安で済むわけです」
レンタカーが同じ条件で月8万円売り上げた場合、さまざまなコストがかかってしまい利益が約1万円しかないのに対し、公道カートは5万円の利益が見込めるという。
外国人観光客にも人気があるようで、今後も伸びそうですが、今回のこの問題によって、なんらかの影響が出て来るかもしれません。