ドコモが新料金プランとしてプレミア向けの「eximo」と、低価格で抑えたいユーザー向けの「irumo」が発表されました。
「ギガホ プレミア」や「ギガライト」に代わるプレミアプランが「eximo」
今回発表された「eximo」は「ギガホ プレミア」や「ギガライト」に代わるプレミアプラン。
月のデータ通信量に応じて三段階で料金が変わる料金プランとなっています。
構成は実質「ギガホ プレミア」や「ギガライト」のプランを混ぜたような段階制となっており、ギガライトなら5GBで5,150円(税抜)だったのが3GBで5,150円(税抜)など月の利用量次第ではギガライトのほうが良いプランです。
最大の割引費用を受けるには「dカードお支払割」、「みんなドコモ割」、『ドコモ光セット割』または『home 5G セット割』など抱き合わせ的な契約が必要となったりします。
OCNモバイルONEの改悪版?低料金向けの「irumo」には注意!
そして低料金帯でのプランとなった「irumo」の料金プランは以下のようになっています。
9GBで3,377円ならそのデータで収まるなら「eximo」より断然オトクに見えますが、実はこれはドコモと経営統合したOCNモバイルONEを代替としたプラン。
しかも0.5GBプランは送受信とも最大3Mbpsで、4G(LTE)ネットワークのみ対応、0.5GBを超えると通信速度は最大128kbpsまで落ちます。
3GB~9GBのプランは5G通信に対応していますが「eximo」と違い、通信混雑時・大量通信時などに他の料金プランよりも通信速度の制限を実施する場合があるとしていて、ドコモのMNOではなく実質OCNモバイルと同じMVNOの回線品質となるようです。
実質OCNモバイルONEよりも各データ通信料は高くなっており実質値上げとしたプランとなっていますが、ここはahamoとの違いとして、「irumo」は店頭申し込みが可能ということでそのサポート分が上乗せされている感が強いですね。
電話料金も「OCNでんわ」なら11円/30秒でしたが、irumoでは22円/30秒と倍になっています。
とはいえ、MVNOなどよく知らない一般層がドコモで安いという理由で、ドコモ回線品質で利用できると勘違いして加入していくことが予想されます。
そしてOCNモバイルONEは既存ユーザーはそのまま利用できますが、6月26日に新規受付が停止されます。
わかりにくい旧態依然の通信料金プランといい、殿様商売なことをしていますが、今回の発表で一見安く見えますが、デメリットもあるので注意が必要です。