6月から電気料金が値上げとなり、負担がまた増えていく一方ですが、電気料金が0円で利用できる「タダ電」というサービスが登場しました。
0円ということで怪しさ満載ですが、どういう構造で誰が利用すれば0円となるのか解説します。
電気料金が0円の「タダ電」とはどんなサービス?

「タダ電」は電気料金が毎月1万円分までは0円で利用できる電気会社のサービス。
基本料・解約手数料もなく、切り替え工事もなし、契約期限も特にありません
解約時にも手数料は発生しないということで、内容的にも契約したら実は・・・といった裏があるような契約条件ではないようです。
タダ電の料金体系と仕組み
タダ電では1万円までは無料となっていますが、1kWhごとに65円の使用料が加算されます。
この価格は例えば東京電力での「従量電灯B」では最初の120kWhまでが30円00銭という価格なので2倍以上の電気料金がかかることになります。
つまり1万円分までの料金は利用者の中からオーバーしている人からの金額で賄うような仕組みとなっています。
また、タダ電はタダ電アプリから申し込む形となりますが、そのアプリからの広告の収益などからも賄うようです。
一人暮らしならオススメ、ただし今後の継続の見通しに不安
こういった料金体系から1万円を超えると、通常の電力会社よりはるかに割高となってしまうため、利用にオススメとなるのは一人暮らしの方、もしくは毎月の利用料が約300kWhに収まる家庭となります。
ただし、この仕組みがわかっている以上、普段多く使っている家庭は加入しないと思うので、果たして運営が継続できるのかは、不透明なのでそこには注意が必要です。